第99章 瘀血(おけつ)
残っていた例の毒の影響も邪魔だったからのけてから行ったわ』
秀次『先に敵を一掃する
どこか教えろ』
女性『南南西の方よ
時間に手間取ってごめんなさい』
秀次『いいから行くぞ!
木虎、生駒…恵土を頼む』
『了解』
菊地原は他の戦場で
例のトリガー相手に無双していた
罠は流石にトリオン反応のするものなので
それでなんなり出来てるそう
那須『……………
ゆるさない』
『こわい);』がくぶる
逆に敵が蹂躙されていった
最後にはガイストとフルアームズで一掃していた
女性の方の罠トリガーもあって、容易に進んだ
恵土自身…
後3日で退院となった
出血跡もすっかり治ったらしい
死ぬほど吐いて苦しんでいたのとは対照的に
その顔色は穏やかだった
もしも恵土自身が戦うつもりでいたら、迅の言う通り確実に死んでいた
その戦いは…夜明けまで続いたそう
市街区に行く囮も無視し
集まらずに、適宜各個撃破していった
病室にて
事が済んだ後に訪れた秀次は…
静かにその場(枕元)に佇み、熟睡し切っている恵土を見つめていた
恵土「すーすー」
すっかり熟睡し切っている恵土を見て…
どう説明したものか…迷う秀次だった
流石に、姉弟子達が一派を上ごと一掃しにミデンまで来たとは言えないし…
だが、最も優れた罠トリガー使いだから来れたのに違いは無いし…
内心ずっともやもやしていたそうです…;
女性『あの人は…笑って言っていたわ
恵土『戦闘後に脱出出来たらいいのになあ(う〜む)←腕組みし考える
そうしたら……
あ、罠とかどうだ?!
飛んで帰れるものとか!
それかトリガーをトリオン体ごと残してでも離脱して帰れるようにとか!
そうしたら…大丈夫だろ?^^』
もう…泣かないで済むだろう
って…(微笑&涙目)
そんな想いを——
その為に作ったそれを…(拳を握る)
悪用なんてさせない!!』真剣睨視
協力してくれてありがとう
その言葉を最後に
トリガーを全種1個ずつ
せめてもの謝礼にと置いて
頭を下げて去っていった
秀次(もう朝か…)
チュンチュンチュン
雀の鳴き声が響く中…
秀次は目を瞑り…深く溜息を零した
秀次『ねえさん…』
小さく声が響いた
更地となった一角を見て…
朝日に照らされながら
すぐ傍らで、恵土は眠りに付いていた