第99章 瘀血(おけつ)
太刀川『あ、赤ちゃんか!』
風間『本人が聞いていたら殴られるぞ』じと目
太刀川『あ、すんません;』たらーり
恵土「すーすー」うたた寝中
太刀川『ほっ…セーフ!』腰を落とし両腕を左右に広げる
後でしばかれるぞ…という心中で、周囲は太刀川を見つめていた
10:43
恵土「ほっ…
吐き気落ち着いた
ありがとう
風間『会釈)固形にするのはもう少し後でにしましょう
まずは半固形から様子見を…
どうした?
恵土と風間以外『いや、なんでも…(もう医者じゃん』
言いたい心を押し殺していた
米3割がゆで吐き気がのいたので
半固形の昼食を頼み無事全てを食べ終え
夕食には固形物でも問題なく食べれた
血液検査でもCTでも精神的な吐き気以外は特に問題が無いので
内科専門の医師にまた明日診てもらい、問題も無ければそのまま退院で
という話に落ち着いた
内蔵をやられ半死半生だったが…
内蔵は形だけは治り今も機能しているものの
時々痛みを発する、咳が度々出るとのこと
とんぷくで痛み止めと吐き気止めを貰っていた
咳はそれほど頻度も多くないことから様子見となった
昼には晴れ間も見え、やんでいたことにより精神面も落ち着いた
玉狛支部屋上
迅『………』
一人で縁へ腰掛け、遠くを見ていた
5年前…
遠征艇
迅『………
ごめん…
皆(みんな)…ごめん
俺が…考え無しに言ったから
俺のせいで(わなわな震え涙目)
恵土「がしっ)←両肩を掴み叫ぶ
それは違う…
未来ってのは…皆で作るものだ
お前は変えようとした
私達も変えようとした!
だから今私達は生きてるんだ!!
お前が生かしてくれたんだ!!
お前だけで未来が成り立ってる訳じゃない!!
私達で作ったんだ!!切り開こうとしたんだ!!(涙目)
皆で力を合わせて——!!(涙)
だからお前一人のせいなんかじゃ…無い!絶対無い!!
そんなの違う!!←頭を振る
それを言うなら……私のせいだっ』ぽとっ←震えと共に涙が落ちる
迅『………
っ……(俯く)
それでも……ごめんっ』涙
それに恵土は目を細め、顔を歪めたまま頭を振る
ぎゅうううっ
そのまま強く抱き締めた
どちらも泣きながら……
迅『………
ありがとう』
恵土「お前が無事で…本当に良かった」ひっく
ボロボロと涙を流しながら言う恵土に…
迅は目を細め、静かに泣いていた……
