第99章 瘀血(おけつ)
助けられた側は勿論のこと
次から次に他府県にまで至り
休む人まで続出し、全国に渡って電話による問い合わせが殺到し、通話ラッシュが起こった伝説が生まれている
それに伴い、その日の内に全国書店で完売してしまっていた
他県からのスカウト組は親に即直電し、ギリギリ買えたらしい
たまたま開店と同時に並べて買えたのは木虎のみ(幸運)
買った時点で、あと残り数冊だったらしい
香取への第一印象(ボーダーで通りすがり見た時)
恵土(ほお…小南に似てるな
強くなりそうだな!^^楽しみ♪)にこにこ
そんな心中を伝えられた際は、内心はしゃぎ倒していたそう?
香取と染井は恵土に助けられたそう
全方位から向けられたビームを、たった一振りで2本ほど弧月で受け流して弾き、続けて来る5本へ重ねられるビームへ当て合わせることで相殺した直後、トリオン兵(バンダー)を全て斬り刻んでいた
残骸の上に立ち…
恵土『……
無事だな?よかった^^
最寄りの避難所へ避難してくれ
絶対行かせないから』微笑
だんっ!!
ノーマルトリガーで無双し尽くすそれを見て…
凄い…と声を零していた
助けられた人が大多数いる
家族を蘇生、生き返らせてもらった人まで…
なお…小南は、自他共に認める恵土狂(けいときょう)…
らしい
駿『なんでボーダーに入ったの?
恵土『ん?
家も村も全部壊されて燃えて何も無くなったから
約束したんだ、墓前で…
必ず…同じ思いをさせない
その為に…最期の瞬間まで戦う
約束を果たす
その生き方以外…わかんないから^^
だから…最後までこの道を行く』真剣
『…………』絶句
言葉を失うそれに、振り返り呟く
恵土『…………
帰る場所も…居たい場所も……
何も…残らなかったんだ……
母の形見のペンダントぐらいで…(ちゃり)
後は全部灰!
真っ!白っ!!
だから……
伯父に…引き取られた後も…
死ぬ気だった…
少しでも多く道連れにしてでも…守りたいと願った
それが……私の生きる道だと思ったから
幸い…その才能があったから…死なずに済んじまった
生きてて欲しい人ばかりが死んでいって…
私が生き残って……
正直…いつ死んでやろうかとも思ったけれど……
ま…お蔭で皆にも会えた
ちゃんと繋がっていた——
沢山の命を救った英雄だなんて…言われるようにもなった
