第94章 創傷(そうしょう)
いっしょよこになるう←なってるつもり、だが宙ぶらりん
フィン「なりましょう
そして今すぐ寝ましょう」
すやああああああああ
フィン(これもうどこかに結び付けた方が早いんじゃ?;
寝相が悪い…)
大の字になってぐーすか眠るそれに
ふと思った
隊長「ね…?
だからギチギチに縛って
首輪をベッド際に結び付けた方が早いでしょう?
…初代だって寝相悪かったんだから
どこ飛んでくか分かったもんじゃない;」嘆息
初代「てへ♪^^;」後ろ頭掻く
『てへじゃない;』じと目
大体寝相が悪い…
360度回転してる時もある
初代「済みません…;」滝汗
ケイト「くかあああああ」大口いびき、大の字
テロップ『秘技480度回転』
フィン「やめて;頼むから」←巻き込まれてる
再生は普段
常時意識を保つ用
常時削りで皆に与える用
その2つを同時に再生し続けている
つまり…
本来ならば1のみの分を、2にして頑張ってくれているという計算となる
1兆5000億年を1とすると
本来の寿命は…1000垓となる
つまり…削らないようにすると……
再生し過ぎてパンクし兼ねない
ので…出来る範囲のみに限局し続けるよう結界を張るようにした
治る、半グロで無くなるそれならば
削りをしてでも治そうとして大丈夫に
しかし治る者以外の為への削りを、完全に無とした
削りを治る者のみへ限局し減らす形で
これ以上無理な削りをさせない為に
削りをする体質なのがわかった
それも込みでの魂の心、在り方なのだと…
魂の膜を新たに与えられずとも……
与えられた魂の膜が削っている
だがそれは…無くとも、無意識の内に助けようとして、削りを自ら行っていた
そう明かされた
要は…
たとえ望まれても、望まれなくとも…
少しでも…皆の負担が減るように……
ほんの少しでも……身投げや初代(母)の削りが減るように………
みんなが――長生きして、幸せで、無事で居られるように…その願いこそが、根幹こそが……原初の始祖神そのものだから
たとえ…どんな存在であったとしても――
不調の根源である「不浄」
『「それ」への滅却』
『それ』に焦点を当てた力だった
それが原初の滅神の深淵――常に側に居ることを対価とした、原初の始祖神の回復を可能とする、この世での癌一同や半グロの消滅を司る神