第91章 轉儛（てんぶ）

創世神の親『2代目は……
創世神の親の再生を行うだけじゃない

全てに…
実在化を齎す
力を切り分けて送る存在だ

解放を意味する

創世神の魂の膜からの……

それぞれが、それぞれに…
実在化の力を齎すことを意味する』

ケイト『あーはっはっはっはっはっ！！

（何もおかしくないのに
なんでだろう
まあいっか）

あっはっはっはっ！！^^』涙


二人居る――

今だから……
だから………


異なる自我を持つから……


創世神の親の再生を行う
原初の始祖神を
これまでの全てを
癌一同を除く全てを再生し…
繁栄と富を齎す、それぞれの幸福を――
数多の実在を……無意識下でしてきたように………

創世神の親がしてきたように……


その妨害をした犯罪者として処理されるんじゃないか…？


創世神の親の再生―――

ケイト『^^』
満面の笑みで飛び回るケイトの姿をした存在…

髪も何もかもが白く……


幸せそうに笑いながら飛び回っている――


火が強く現れるようになって…
1000年……

実在化よりも剪定…
再生に重きを置き出した……


そして…逆流する……

世界が…元通りの
清浄な新たな姿へと――


創世神の親は…それを見ていた……

先の夢を――


原初の始祖神の中で…息を潜めながら……

2代目がそうなることを理解して……


ケイト『あー…

なんかわかんないけど楽しかった！
なんでだろ？』

無邪気に笑って問い掛けてくる君の真っ直ぐな目に…
僕は何も言えず…黙ったまま抱き締めた……


創世神の親『実在化の為の贄ではない……

再生の為の……
もう誰も犠牲にならない世界を創り出す為の神なのだ』
シズク「早過ぎるよ教えるの」
白の国『シー！』小声
シズク「あ、ごめん」手で口を押さえ
シャル「シー、ご法度だよ
それ言うのは」

創世神の親『全てを再生させる術…
清浄な世界へと再生させ
皆を安寧な場所へと導く存在…

それが…2代目原初の始祖神の役割だ……


全てを再生させる術は…
2代目原初の始祖神の中にある……


笑っていたのは……創世神の親だ！！（どどんっ！！）


剪定者とは……
ケイトそのもののことを指す！！

全てに再生を齎すもの…


創世神の親
原初の始祖神
そして――剪定者…

全てを再生させる王


全ての王だ……