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Unlimited【ダンまち】

第90章 未来への展望





「癌一同」が消えたくないと願い
その為に、全てへ、自ら(癌一同)に都合よく捉えと、自らの持つ「創世神の親殺し」という罪を、「呪い」を掛けた

それを…
無力化出来るのが…
『原初の始祖神』であり……
その罪を…まだ、犯していない者達を…消させない為に、その為だけに……
自らを…自我を、記憶を…命を……自らの持つ、魂の心を除く全てを消してでも……消させないと願った
それが…『守り』の発端であり、それを実在化させ続ける根底として残り続けた

戒めとして遺した、主犯格の癌が原初の神々界にある闇も…同様に……

それは…誓いの闇として、消滅を齎す部分を排除し、中に宿りし罪を消すことで当の昔に既に無力化してある


その為に犠牲となり、死んで行く者達へ向ける目を、有したりはしない

だから気付かない
もし気付いても、自らが自らへ掛けている呪いで、また気付かない状態へと巻き戻る


削った命は…二度と戻らない……
消えるはずだった宿命のものを、隠れ癌となって消えるはずだった者達を、救った
無理に…
自らの身など、負担など、一切顧みず…
それが……死を早めることになったとしても――

それが載る創作物も消す必要があった
その為の…浄化(火の4日間)なのだと



霊体は粉々となり
魂にヒビが入ってしまっている

その為…休ませる必要があるのだと言及を受けた


必ず守る――何があったとしても、絶対、に



再生を続けたとしても限度がある

魂の心の願いで忘れずに済んでいるだけで
その願いの代わりに、その傍らで、その一方で…
別の代わりとなる記憶が凄まじい勢いで消えて行っている

その反動を受けて、肩代わりした結果と言える――



オラリオが最も穢れていた
「あれ」を受け入れたせいで

しかし…全てが消え、浄化された
そして……それが生きた痕跡が全て消えた

そのお陰で――『今』があるのだ


植え付けられた罪――
それが同化する前に―――

それをさせない為だけに…犠牲になる道を選んだもの


それが始祖神だ――



1人のみの犠牲によって…
この世界は…全ては……成り立っている


『原初の始祖神』のみの……


その助けとなるのが、『原初の神々』だ…

原初の神々界に入れるものは…
ほとんど居らず、数十人しか居ない

それも多くて世界毎によっては数人弱しか…


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