第90章 未来への展望
リヴェリア「これだけ思い詰めていたんだ。
その分、時間分は調整する。
落ち着け」
ティオナ「むー←吞み込み切れずに膨れてる
うん…わかった」
渋々、といった形だが頷いてくれた
ケイト「っぇぅぅぅううううううううううううううううううううう;;;;」
ひっくひっくひっくと鼻水が垂れる中、それをそっとティッシュで拭いてかませた
あっという間にずぶ濡れになったのでもう一枚手渡し
後は箱から取って自主的に取ってかんでいき、少しずつ落ち着きを取り戻していったように見えた
アスフィ「ずっと不安だったんですね…
自分が自分で無くなってしまうから
その根幹までは消えないのだとしても…
忘れないのだとしても……
その発端である、大事な出来事を、想い出(大事に想い合い互いへの愛情を育んだやり取り)を忘れてしまったら…
それを起因とした想いまで、消え去って、亡くなってしまうのではないか――と
忘れたのか、亡くしたのか…それすらも、それさえも、把握も、認識も、何も出来ないから―――」
フィン「想いは消えたりなんかはしないよ……
永遠に…
ずっと…ここ(僕達の中)に在るよ」微笑
ケイト「ぶわっ)
うああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
断末魔の如く咆哮と涙を流し続けた
その言葉だけで……
氷解した
氷のように少しずつ、少しずつ…塊になって、側から増えていっていた想いが、不安が、氷解するように、消えて行った
僕達に余韻(波紋)を残して――
フィン『二度と忘れない
忘れたりなんかするものか!
これまでの想いを、無かったことになんかはさせない!!』
そう…真に想った…強く願った……胸に刻んだ……
フィン『君の哀しみも、やるせなさも、憤りも……
君が…
全て忘れ去ってしまっても……
必ず止める…必ず守る……君の想いを無かったことになんかしない!
悲しみに溺れても…固まっても、それが増えていっても…
僕達が温めて、何度でも溶かす
側に居て…抱いて、想いを伝えて…直す、何度でも……
何度でも………永遠に………
無限年だって耐えるのなら、←5268ページ参照
君が耐えてくれるのなら…(ぎゅううっ!!)←抱き締める力を強める
僕達も…そう、返したいんだ(瞑目)