第89章 堆魂の儀(ついこんのぎ)
『無関係な何の罪も無い人々や国』を「一方的に巻き込み、
傷付け、壊して回り、時には死に追い遣り(その時には死んでなくともそれが原因で後に死に至ること多し)、
その全ての責任や罪を『一方的に巻き込まれた側の人々や国』に負わせ、滅びを齎して回る」
『常々気に掛けて大事にしてくれた恩人』も、
『自分を守る為に罪を犯し、自らの罪を被ってでも守り、自分の分ごと賠償してくれた、自らへ恋心を持つ神』も、
「大事にすることも無く」、『守ろうと走る行為』に対して同じ「守ろうとする行為で返そうともしない」ままに―――
「自分の守りたいものだけを見て、その為だけに走り続ける暴走犯罪転嫁正当化無責任テロリスト」――「肝心なものの為には決して見ず、走らず、どれだけそういう行為で返しても続けても一切痛まない」
『人の良心や恋心』を「利用するだけ利用して、搾取するだけ搾取して、
何一つとして見向きもせず、尽くそうともせず、返そうとすらせず、笑って、
『馬鹿みたいに死んでまで尽くし続ける大恩ある者達』を、
平気で見るべき行為を見向きもせず、気負いもせず、笑って何事も無かったかのように接し、何も返さずに笑って接し、今後も貰い続けていられる」
「それだけの行為」をどれだけ取っても、取り続けても、
「心も痛まず、苦しまず、哀しまず、傷を一つとすら負わない」
それが…その心が、心の動きが、本質が……「癌」なのだと……
腐っていたんだよ
腐敗
中でも最も酷い堕落、と言わしめられていた
罪科(ざいか)として
罪禍として
残り続ける
災いを起こし続ける、諸悪の根源として――
癌の本質、色には残らず
罪として在り続ける
その内に潜み
全てを無(虚無)にする存在として――
たとえ「(創世神を除く全てを殺し消した)罪人」は居なくなったとしても、今後二度と出なくなる訳ではない――戒めよ―――
誰の中にも癌化は宿る
それとどう付き合い神に至るかが重要なのだと記されていた
「滅びを齎す存在、癌」――それに滅びを与え終止符を打つ役割を担うからこそ、『原初の『滅』神』と呼ばれている
しかも……主犯格の癌は、それだけの行為を取ってもなお「大声で笑って」消えて行った←5161ページ参照
そいつに感化されやすいものを洗い出す目的もあった訳だが…大惨事だ;(やれやれ嘆息)
