第89章 堆魂の儀(ついこんのぎ)
要約すると――
・人を巻き込むな(人を見ろ)←『人への配慮』
・尻拭いを人にさせるな(責任を取れ)←『人への気配り』
・搾取を繰り返し続けるな(大事にし合う根幹を歪めて滞らせるな)←『人への思い遣り』
1番目は、一方的に巻き込まれた人達の側に立て
2番目は、一方的に巻き込まれた上で更に皺寄せをさせられた時の心痛を考えろ
3番目は、『信じて受け入れ大事にしようとする心(良心、信頼)』を利用され搾取され続けられる(踏みにじられる)側の立場と気持ちを考えろ
といった意味合いだ
それに賛同するものは非常に多く、散々苦労させられてきた者達の方が統計上非常に多かったようだ
その経験があるのは生き残った者達全てだったという…
テロップ『全員じゃない!!!;』
特に3番目は重要だね…(ふむ)←テロップを流し、腕組みをして考え込む
貰うだけで何も返さないまま貰い続けようとするな
それを善と歪めて追求してこない優しい恩人達に甘えて搾取と利用を繰り返し続けるな、それを善だと捉えるな
無償の愛はあっても、それは無限ではない――あって当然のものと思うな
寄り添わず好き勝手にしておいて、見向きもせずにいたのならば尚更のことだ
あって当然のように搾取を繰り返し続けていると、後々痛い目を見るぞ、苦労をするぞ、という話だ
人を見ない無理強い
正当化に凝り固まった自己中
上記と合わせて、そう主犯格の癌に関して纏められた
300年ほど前に大爆発
『大炎災』を起こし、魂を薪として燃やし、数多の人へ移し、増殖を続ける『炎人』となったが…←4230ページ参照
それを助けることも無いまま――自分達だけ守るだけというオチ付き
だから消えて、魔界での仮想現実でしたことが全て無かったこととなった
僕達の手を借りたエピメテウスが、炎人を助け元の姿を取り戻した←4241ページ参照
『命の炎』と呼ばれるまでになった←4242ページ参照
エピメテウスはケイトから3000年前の原初の魂と言われていたが←4238ページ参照
原初の廃棄神の分体が宿っていたことで言い放ったらしい
次期原初の神々でなくとも宿ることは間々あるらしい
非常に少数らしいのだが……
そして――
今回の功績を受けてか…皆に『神格』が宿っていた
ケイトの重婚者は当然のこと
勿論ティオネも
