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Unlimited【ダンまち】

第88章 神聖たる導き





ケイト「つまり…

え?
私達、当時の神々の尻拭いをさせられたの?;」自分を指差す

フィン「……だね;否定出来ない」

ケイト「……そっか

ま、いっか」
ずっこおおおおおお

ケイト「皆無事だし」
フィン「結果論が過ぎないか!!?;」がばっ!!!


ケイト「あっはっはっはっ^^
皆無事ならそれでよし!!

大地もある!地面もある!海もある!空もある!皆ある!!
問題なし!!
うん!!//」微笑し力強く頷く

フィン「問題大ありなんだが!!?;
ない部分が最早ない!!!」

ケイト「え?何で?」
フィン「はああああああ;」がっくり項垂れる


リヴェリア「あはははは^^」一周回って笑えてきた

フィン「頭が痛くなってきた;」頭を悲痛な表情で押さえる

ティオネ「団長、頭痛薬です
胃薬も」

フィン「ありがとう、助かるよ^^;ははは」


10万年前――

ムー大陸にて
最初の精霊が遣わされていた

それは全ての神々から力を結集して生み出されたものであり、原初の精霊と呼ばれていた…


しかし…人々を助ける為に遣わされたのに対し、愚か者共が手を出し、好き放題に荒らし続けたせいで…
助けを齎すものから、消滅を齎すものへと変異してしまい、終末兵器と云えるものへと成り果ててしまった…‥

それに伴い、神々は怒り、大陸ごと地下深くに沈めるという罰を加え、それまで精霊を保護する形を取ることになった



そして……それから10万年もの時が過ぎた後、それを天へ帰せ、なおかつ精霊としての本来の姿へと戻せる存在…原初の始祖神が、原初の神々の次期後継者たちがこの世に生まれ変わって集っていたことから、それに狙いを定め、それぞれが神になり、力を蓄え切った頃を見計らって、「癌と隠れ癌」を消す目的もあって試練という形の災いを齎した――という事の次第、顛末という訳だ



ケイト「……………

なんか……」

『言いたいことはわかる;』
ケイト「踊らされてる気分;」

その言葉に、2度頷いた

ずっと地面に尻を付けたままだったが…
ようやっと腰を持ち上げた


砂浜に寝ていたことに気付くまで、数分かかったらしい


フィン「まあなんにせよ…やっとこさ、全ての問題事が解決したかな?

もうこれ以上は訪れることは無いだろう」


ケイト「やっと…始まりだな」微笑

フィン「ああ」微笑


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