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Unlimited【ダンまち】

第83章 剪定





でも無理なんだ…やなんだよお(ぽつり&震ぽとっ落涙)
心はやなんだよ!どうしたってやなもんはやなんだよお!!

その時にしか生まれないから皆大事なんじゃんかあああ
だから頑張るんじゃんかあああ
癌はそれ無駄にしてくんだもん
全然大事にしてくんないんだもんんん
もうやだ俺やだあああああああ!!!」

始祖神「純粋な気持ちなのね」
ケイト「全部全部消してくんだもん!もうやだあああああ!!」
始祖神「よしよし^^」なでなで、くすくす

ケイト「ひとつひとつが掛け替えのないもんなのに
全部、大事なもんなのに

自分の勝手で勝手にしといて、なんも知りませんって!
酷いよ…あんまりだよお…
全然っ大事にしてないじゃんか、背負いもしてないじゃんか」
始祖神「それが罪ね、癌の、大罪人の

弱ったわねえ…」

ケイト「好きだから頑張るよお
でも…

癌の実在化はやだあああああ
そのお陰で学べるとしてもそのお陰で学べるとしても
リスクが大き過ぎるよ代償がデカ過ぎるよ
もうヤダあああああ!付き合い切れねええええええ!!」
始祖神「はいはい、よしよし

私だってそうよ
癌は全部消しちゃいたいわよ
でも駄目」

ケイト「どうして?」
始祖神「だってこれからも出てくるんだもの」
ケイト「あ〜

そうだよね
学ぶ前に消してったら、傾向出た時に気付き辛くなっちゃうよね
誰の目にもすぐわかるようにするには、大事だよね
役割」

始祖神「わかってくれた?」
ケイト「うん(こくり)

どっちも、全部、大事な役割
言いたいこと、分かった…ありがと」ぐすっ

始祖神「大丈夫よ…

居なくなる訳じゃないからね?
見えなくても、傍に居るよ?」

ケイト「うん…っ//(じわっ)
一生傍に居てねっ(ぎゅううう)

ずっとね」

始祖神「当たり前でしょ
嫌がったって離れないからね」よしよし
ケイト「うんっ」ぐすっ、胸に顔埋める

大好き――

その声は、小さく重なった

その想いは深く、交錯し合った
交わり合い、一つとなった――


ひとつへと――――



『剪定』の心とは――癌から『皆を守る為の、予防』

癌への攻撃性が高いのも、きっと…『皆を守る為』
癌の中にある、癌という「『人からの思い遣り』を無いものとする、歪める在り方」への


だから――今、ひとつになる

その心も、想いも――
ひとつに!!


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