第82章 光芒(こうぼう)
男「そう荒立つな…首を絞めるぞ?」
ケイト「っ、ぅっ
なに、をっ
フ、ィン、に」
男「さ〜あ?
知りたければ、これを吸わせるんだな」
ケイト「タバコ?)
……わかっ、た」
男「と、今のままでは話し辛いな
会話にならんし、今だけ呼吸抑制機能だけ解いてやろう」
ケイト「…!
ありがとう
!何言っているんだ、俺は!?」ばっ!
男「ふっ、気にする必要はない
その首輪は本来、尋問器具だ
強制的に自白させる、考えも、思いも、何もかもな」にや
ケイト「!!」さあっ!!←血の気が引く
男「脳波も測定している
さて、と…頼み方には気を付けろよ?
口の聞き方も…ここにいる間はな」
ケイト「ふるふる震え)
っ
!ぐっ!(ギリッ!!)
吸って…下さい!
お願いします」頭を下げる
男「ふっ、はっはっはっはっはっはっはっ!!^^
一度で正解を引き当てたのはお前が初めてだ」
ケイト「っ!他にもいたのか!?
ぁ」
男「ああ、いた…沢山な」
ケイト「どう…なったんだ?」
男「ふっ
知れるのは一つだけだ
質問は選べ」
ケイト「っ!!
…(考えるまでもない!)
フィンは…無事か?」
男「ああ、無事だ
それについての組織の方針も教えてやろう
お前も吸えたらな?」
ケイト「本当のことだという確証はない!」
男「だが嘘という確証もない」
ケイト「っ」
男「私は上役でなあ?組織の方針ぐらいなら簡単に変えられる」
ケイト「!!」瞠目
男「で…?
吸うか?吸わないか?」
ケイト「わかった
吸う、いや…
吸わせて…下さい……お願い、します」
男「うむ、及第点だ
サービスしてやろう」
ケイト「!
え?
ぐっ!あっ!」
吸った瞬間に力が入らなくなった
男「私が吸う分もまとめて吸わせてやる」
ケイト「な、にっ
ぎゃああああああああ!!」
男「全身に激痛が走るのが難点でな
私も好かん」
ケイト「ぐっ
ああああああああっ!!」
男「全身が焼かれるように痛いだろう?
全身、内からと外から完全に浸透し切るまで吸わせるぞ」
ケイト「ひっ、ぎゃっ
あああああああああああああ!!!
ああああああああああああああ!!!!」
仰け反りながら慟哭と断末魔が上がる
男「解毒にも同様の痛みが走る
自然に抜けるのを待つのが賢明だ
抜けるまで10日かかる」