第79章 合一の先
そうして――再び時は動く
水上エスカレーターの開催よりも、噴水開通イベントよりも前
トール「空中都市コクーン
我が神国コクーンの首都で、言わずもがな大都市
中心地エリアでは精霊王の森源泉の水と土が用いられていて、雲王国エリアでは雲で出来ているんだ」
『へぇー』
現在では、雲王国エリアの内側にある最初の土地を総合して『中心地エリア』と言う
シン「じゃあ雲王国エリアの外の、外界エリアは?」←2410~2412ページ参照
トール「え?
そこは土地によっても変わるんだよ
雲で統一されている所もあれば、普通の水や土地を使ったり、海を使ったりしてるんだよ
異空間建築でお手軽に作るものもあるんだ。代表としては研究施設かな?」
ネネ「物知りねえ」
うんうん←周囲が頷く
トール「精霊都市アルルェーチェ
精霊王様が収める街で、街のほとんどが木で埋め尽くされているんだ
その木の中が家という様式でね?
中でも外でも火事にならないように、都市を覆う結界、つまり魔術式が常に起動してあるんだ!」
『すごーい!』
トール「国王様の生まれ故郷でもあるんだ」
『おおー!』パチパチ拍手
トール「そしてここ水上都市オルガノ
全て水で構成されている優れものなんだ!
多機能に富んでいて、乗れる水、クッションになったり飛んだり、色々出来るんだって!」キラキラ
『すごい!』キラキラ
シン「涼しそ~う♪」尻出しブリブリ
トール「尻を出すなよ!;」顔顰め俯く
シン「オラのチャームポイントなのにいいい//」すりすり
トール「引っ付くなあああ;」じたばた
ボー「すごい…」
マサオ「どうしたの?」
ボー「ここ!
ここに…さっきトール君が言ったことが全部書いてる!」キラン
『おおおおお!!』
ネネ「流石!!」
マサオ「丸暗記してるんだ!!」
トール「い、いやあ//大したことじゃないよ」でれでれ後ろ頭を掻く
シン「流石オラのトールちゃあん♪」
トール「お前のじゃない!;」
シン「お?」きょとんぱちくり
トール「それで今日、新たに追加された都市が…
古代都市…いや、火の都オリンピアさ
火の結界がみそで、火の建築が行われているんだって!」
ボー「聞いたこと、ある」
トール「是非そっちにも行ってみたいなあ!
全て火で構成される予定でね?今から本当に楽しみで」キラキラ
