第78章 火の都
ケイト「あのさあ…つまり?」
始祖神「あなたを癌だと言う人が癌なのでお気になさらず!^^」ぺっかー♪
ケイト「………;
困るわ、反応に;」
始祖神「もっと困らせたい!//♪」きゃぴっ!
ケイト「いや…うん;
程々にね?;」
始祖神「無理!!
世界を癌化させない為に、あの世に行った時に消滅だなんて宣告されないように、
そういった他者の想いを考えて動いてのそれを、勝手で、勝手に!!歪めて!!好きに扱って!!!!
あまつさえ癌だなんて主張して流布しようとまでする始末!!!
絶対に!!!じぇったいに!!!!許すもんですかああああああああああああ!!!!!!!!」ごおっ!!!
フィン「済まないが一枚噛ませてもらっても?」ひょこっ←微笑挙手
始祖神「どうぞ!!!!!!」
ケイト「防音結界張っててよかった;」
アル&ディ「すーすー」むにゃむにゃ満面の笑み
「自分本位」は禁止、犯罪、と言うよりは…
主観に偏り過ぎた結果、「周りが見えていない」とのことだ
その結果…必要だからと、『一方的に自ら巻き込んだ相手』に「合わさない、寄り添わない」
「合わさない、寄り添わない」とは
「『人』が「嫌がること」であっても、好きな人さえよければそれでいい」という押し付け
「嫌がること」とは「無差別巻き込み攻撃(無差別テロ)」
「その習慣化、問題ではないと度外視すること」、そこに問題があるらしい
つまりは…『人』を粗末に扱い『その想いも都合』も無視して一方的に押し付けておいて
「癌の都合や想い」には合わせろ寄り添え全て飲み込めと、力ごなしに強制している
その上で、押し付けてもよい、ずっと振り回されていろ、と、していることの自覚の無さ、質(たち)の悪さ
始祖神『たとえ目先に映る言動だけ出来たって、肝心の内面(根幹)が変わらないんだから、どうしようもないじゃないのー♪』←想起した言葉
肝心の内面とは、『自ら巻き込んだ、悪いこともしていない人』に「合わさない、寄り添わない」という、「破滅」の心の動き
そのそもそもの根っこは、『人』も「害したこと」も「「気に掛けないこと」」じゃないか?
少し違うらしい
ケイトが突き止めてくれたことが心底嬉しいようで…
天へ飛び出して、かっ!と月光を、後光のように浴びながら
両腕を拡げて上へ上へと滑空していった
