第77章 新時代の幕開け
まだ邪神がいるとは、当時は思わなかったが……
リューが闇派閥に終止符を打ち、そうして…
タナトスやイケロスが闇派閥を再び立てていたが、ケイトの助力もあって一網打尽に出来た
エニュオはディオニュソスだった訳だが…デメテル・ファミリアの団員を人質に取って、神酒(ソーマ)を飲ませて成り代わらせていた
まあ…事の顛末はさておき、大惨事(オラリオの崩壊、ダンジョンの蓋が開く事態)は免れた
よしとしておこう
と、思考に区切りを付けた
そう考えている矢先…滅神もまた爆発していた;
滅神「絶対に許さん!!許さんぞおおお!!」
始祖神「ぶち殺せ!!死に晒せ!!塵芥も残すなあああ!!!」
ケイト「まあまあ落ち着いて」
「「これが落ち着いていられるか!!!」」
フィン「ケイトが異世界で悪口だと言われていたのかな?
癌の悪口を言ったのだから、ケイトの悪口を言わせてくれ、と…
ああ、なるほど…周囲がそう見えるからと馬鹿騒ぎして荒立てた訳か)
なんて馬鹿げた話だ」ぽつり
「「何を!!!?」」
フィン「いや、軽視して言っているんじゃない
馬鹿が馬鹿だと露出しているだけの話だから、そんなに目くじらも何も立てる必要は無い
あの世に行ったらそんな奴等は根こそぎ黒の国に叩き込まれて消滅させられるのだから、今ここで言っていても仕方なくは無いかい?」
「「……」」
滅神「一理ある」頷
始祖神「でも」
「「許さん」」「「断じて」」
フィン「当たり前だろう、僕だって許す気は毛頭ない」
リヴェリア「私もそうだ、当然のことだろう
義理に対して不義理で返すことを許容しろと求めているのだからな
意味を、願いを、根底を、全てを知っていた上で、また忘れたふりをして繰り返すだろうし」
世界神「全くだ!!」憤怒の形相
ケイト「いや、人間は誰しも忘れるものじゃない?;」
『うるさい』
ケイト「理不尽…;)
…ごめん;」
「「「あいつらがしているのは癌化でありその正当化だけ!!!」」」
始祖神「いくら癌の根幹を理解しても、その罪の重さをわかっても、絶対言わないのよ!?
悪口だから~♪」
滅神「うむ、そんな風に言う奴等に等来て欲しくは無い!
悉く消滅せよ!」
世界神「勝手に言って勝手に消えろ」
テロップ(時空神)『全くの同意見!!』こくこく
原初の神々勢揃いだね…;
