第77章 新時代の幕開け

ケイト「……あ」

リヴェリア「………

お前のお陰で、色んな事が前向きに進んでいった
もう休んでいいんだ」
ケイト「！」瞠目

リヴェリア「お前は…十二分に、私達に与えてくれた
それも目まぐるしく…私達では成し遂げないことを、お前は軽々と乗り越えていった（微笑）

私達を気遣うように、何度も、何度も…何度も……


お前は必ず、私達の前を歩いて、引っ張り上げて行ってくれた

（ケイト『^^』←手を差し伸べ
ぐいっ！）←引っ張り上げる

何度でも――（ぎゅうっ）←俯き拳を固く握り締める



もう――もう、休んでいいんだ

無理をしないで、ひとりきりで、抱えて、背負って、
肝心の重荷は、誰にも分けもしないで…


少しは縋れ――馬鹿者っ」涙

ケイト「……（じわっ）

ごめっ…
ごめん」

リヴェリア「傷まで、何もかも…背負い切れると思うな――！！

人の想いを蔑ろにする癌とは違う！
だからと言って、お前が押し潰れるまで頑張るのは違うだろう！！！？

何故お前が癌の為に犠牲になる必要がある！！？何故お前が一人全て抱えようとする！！！？


何故――どうして―――――お前なんだっ」

出来ることなら、かわってやりたかった


その痛みも、重荷も、これ以上ない傷も…
出来るなら…かわってやることで、少しでも減らしてやりたかった

癒やしてやりたかった



いくら力になれている、心の支えになれている、そう言われた所で…何も満たされはしなかった



リヴェリア「私は――私達は――――お前にとっては、邪魔なのか？」
ケイト「違う！！

そんなこと…（ぎゅうっ）←震え、拳を強く握り締める
そんなことない――っ！！！！」涙瞑目

リヴェリア「嗚呼――わかっている…

わかっていても…
わかっていたとしても…耐え難いんだ


お前が耐え難いように…私も、この想いが、痛みが、耐えられないんだ」
ケイト「！！」

リヴェリア「頼む…

わかってくれとは言わない
頼れと、何度も言っているが…頼ってはくれているのもわかっているんだが……


それでも…やはり――



お前が、痛いのは、耐えられないんだっ」震涙声



ケイト「……っ

私だって…
お前が痛いのも、辛いのも…やだよっ」


リヴェリア「私もだ…

だから……
だから…もっと、もっと…ぶつけてくれ」抱き締める