第77章 新時代の幕開け
心配するのはよそう…
ふと、そんな想いが私の頭の中によぎった――
今言っても仕方ないと…
そして…世界樹の挿し木…
連理木に空中都市は守られているようだが……
他の6つの神卵はどこにあることやら…
そう想いを馳せる中…近い内に辿り着けそうな気がした
残り6体…
天、闇、光、火、土、時……
新婚旅行の、世界旅行で旅の道中で見つけられたらとも思う
(くす)…
全く…
休む暇等無いではないか(微笑)
そう…気付けば、微笑が漏れていた
ケイト「?どうしたの?」
リヴェリア「いいや…なんでもない」微笑
知らない情報を知る
未知の探求…それこそが、私の求めていたものだった……
世界中を旅したい、その原動力となるもの…
既知のものでは意味が無い――いや、言い過ぎなのかもしれないが
ワクワクしている、とでも言うのだろうな
この、感覚は…ロキが言う所の……
今の私があるのは…
自分の知らない世界を自身の目で見たいが為……
その目的は…十全に果たされていると言ってもいい
誰かのお陰でな…(ちらっ)
退屈しないで済んでいる
ケイト「考えているよ…ねえ?」首傾げ
クゥー「く?」首傾げ
胡坐をかいたまま、問い掛けるように首を傾げる中
つられるようにして、肩に乗ったまま同じ方向に首を傾げ出した
リヴェリア「ぶふっ//」口に手を当て顔を逸らす
グリーム「きゅ//」←真似っ子
思わず笑いが噴出した
重婚式に備え、届けを見て気付いたらしい
ケイト「ガレス56歳
リヴェリア99歳…
見た目にそぐわない…・・」じっ
リヴェリア「むっ)あんまり見るな…
見世物のようで気分が悪い」
ケイト「あ、ごめん!;
種族の不思議を目の当たりにして…
エルフって種族自体、オラリオに来るまで会えなかったものだから」
リヴェリア「む…そうか
閉鎖的な街で育ったのだったな」
ケイト「ついでに森も閉鎖的だったからね、人間に」きっぱり
リヴェリア「はっ!)…ああ、そうだったな
済まない
ケイトからすれば全て未知の情報だったか」
ケイト「ううん、こっちこそ不躾だった
ごめんね」お辞儀
リヴェリア「…そう気負わずともいい(微笑)
ありがとう」なでなで
ケイト「こっちこそ…ありがとう^^//」ぎゅう←抱き締める