第74章 融和
ゼノスと出会った当時…
リド「あいつ(フェルズ)には教えたくねえな」
レイ「私も同じ気持ちよ」頷
ラーニェ「利用させる訳には行かないからな」瞑目腕組み頷
フィア「人間達と私達との諍いに巻き込む訳には行かないわ」←ハービィ
リド「でも……」
グロス「ああ…」←ガーゴイル
『率先して巻き込まれに来るんだろうなあ……;』遠い目
リド「うんうん)目に浮かぶぜ;」瞑目腕組み
二度頷く彼に、全員が賛同した…
浮かんだ像
↓
どぉんっ!!
刀を一本片手に颯爽と間に割って入り、ゼノスへ向けられた攻撃のみ切り裂いた
そして…
ケイト「助けに来ったよ~~!!^^」くるっ←ゼノス側へ振り返る
「何堂々と手ぇ振ってんだ!!!;」
「隠れろ馬鹿!!!」
「少しは自分のこと考えて!!!」
「自分の身の程知らねえのか!!;」
『この馬鹿!!!!!・・』ギロッ!!
ケイト「ぎょっ!!)何で怒ってんの!!?・・;」
「…もおっ//」むすーっ
ケイト「くす)嬉しいくせに^^」にまにま
それごと好いている、寧ろ自分もそう思ってくれているのがわかって(感じて)嬉しい
それを露にするのが、最早目に見えていた……
『………//』
リド「わかったな?死んでも言うな」
『当然!!』二度頷く
結果として…ウラノスやフェルズには、一切ケイトとの関わりも伝わらずにいた。
ラキア王国との戦でごたついていたのもあってか、たまたま発見されなかったのも助けとなり
瞬間移動も、事前に必ずテレパシー魔法で会話してからにし
それから誰にもバレないよう、見つからないよう、徹底して接し続けていたのも相まって…
誰にも知られぬままゼノスとの友好は続いていった……
何故、ケイトが全階層攻略した後、ゼノスがやたら協力的であったか等、知る由も無かった――←1735~1737ページ参照
始祖神の予知で粗方察しており←1678ページ参照
その時を目標に予めゼノスと打ち合わせして話していた等、僕にも伝えられることも無かった…;
ベル・クラネルがウィーネをテイムモンスターとして登録したのは出会ったばかりの日←1482ページ参照
僕等からすれば『終末神との戦い』があり、闇のみ霧散させて光として始祖神へと戻した日の内のことだった…
その晩、たまたま豊饒の女主人で食べようとして再会を果たした
