第73章 キルアの冒険
フィン「助けられないものはない…
か……
傲慢だね」←両肘を机に付け両手を組んだまま、真剣な表情と眼差しで遠くを睨みつけるように睨視する
ケイト「だねえ…;
助けを求められて、その為に奔走して…ここまではいいとしても…
他の助けを求める方を無視して、更にはそれを守る冒険者も傷付けておいて、
解決した途端に、再びそちらの側に、何も無しに付こうと、何事も無かったかのように戻ろうとすること自体が…」
キルア「図々しいね」どきっぱり
瞑目し、ふてぶてしく机に肘をついて語った。
異空間の部屋の中で、僕等は机を挟んで向き合っていた。
ケイトが変わらず、僕の腰を抱き締めたままでいるのが難点だが…
まあ心地いいから置いておこう
テロップ『自慢か!;』
これは余談だが…(テロップの文字も手で払わず華麗にスルー)
朝御飯を食べた後
例の『神の力』の説明、戦闘、その他諸々において時間を止めてある。
というのも…結婚式ならぬ重婚式の手配を共にする手はずとなっているからだ。
遠征も無事成功、精霊アビス(2901~2904ページ参照)も無事救助出来た。
『ラウル』を内外共に、ロキ・ファミリアの団長として知らしめる準備も既に整っている。
『アキ』が副団長としてリヴェリアの後任に、『ベート』はガレスの立場の後任に…
そして…魔導士として、リヴェリアの後任に『レフィーヤ』を置くこととした。
ついでに言うと…この4人は既にLv.∞(Lv.10)に達しており、魔闘士の免許も既に持っている。
他は全員Lv.9だ。←1753ページ参照
それ以下は無い。
やることが目白押しな上
どう在っても本体である僕等が必要不可欠な為、時間短縮に異空間の部屋を新たに作った。
立て込みそうな上、かなり時間がかかりそうな話で内容が内容だったから
周囲の時間が∞の一(約0秒)進む内、中では5時間進むという設計になっている。
ただし…異空間部屋内での身体の成長時間は変わらず、外と同じ時間しか進まない。
なので、1秒も成長していないので出産の心配は要らない。
アルがまたああいうことをしでかさない限りは…;(たらたら滝汗)←3640ページ参照
話を戻そう…
キルア「もう「やり方が悪い」とかそういう問題や域を軽く超えてんだよ」
けっ!と苛立った声が部屋に響いた。
