第73章 キルアの冒険
ディ「むずかしい…」ふああっ←あくび
アル「ねむい」うとうと←舟をこぐ
アル&ディ『すーすー』
テロップ『赤子らしく沈没(熟睡)していた』
キルア「アルとディか…
ここの前に寄った世界じゃ匡と翔に会ったぜ?
子ってのもあってか同じ魂だった」
ケイト「おお!」ぱあっ!
フィン「それは…随分と懐かしい…
いや、嫌な予感がする;」たらーり
ケイト「元気だった?」キラキラ
キルア「ああ!←にや
元気よすぎてたんこぶ作られた」頭を差し出して後ろ頭にあるたんこぶ指差し
ケイト「ごめんなさい;」ぺこり
キルア「いーっていーって^^♪←けらけら
向こうのお前に散々謝られた」にまにま猫顔
フィン「……で?話を戻してもらっても?」
キルア「おー。
いじったら少しすっきりした」にや
ケイト「程々にしてね?;いじり」
キルア「さあ?気分にもよるかもよ?」にまにま
フィン「…本当に…そういう所はそっくり、というか;
よくわかる!(わかりみが深い!!」大きく頷く&腕組み
キルア「だろ?」にやり
ケイト「2人きりの世界に入らないでいい加減説明しようよ!;」
キルア「ああ、わりぃわりぃ^^;←右手を立てて謝る
まあともかく…
アルゴノゥトが実在する世界が在って、その世界は全部異端児編のある原作へと繋がってんだ。
で、それら全部死んだ。世界全部癌化して」
フィン「そこは聞いたよ…
問題はそこじゃない…
ここが、癌化の世界か否か、だ」
キルア「ない」きっぱり
『……』
キルア「繰り返して言うけど、無い。
ここが『聖書の世界』だから、限界はあるけど削いでもらえるんだ。
あくまであれらは「パラレルワールド」っていう1枚の紙に過ぎない、書物でさえもない。
いつでも消せる世界でしか実現できないようにされてる。
だから…要因というか、因子全てを消す為にって名目でここに来た。
そもそもが…
この世界でのベル・クラネルの魂は、癌の魂じゃないんだ。
向こうのは、元から癌だったんだよ…
ただ初恋の人に追い付く為に、
強くなろうと、修業に躍起になるだけで…強さを追い求めるだけで…
自分の思う正義、英雄像って信念を貫く為に、
その勝手さで、迷惑を掛ける、それも傷を与えられる家族のことも考えない。
都合の悪いこと全てに蓋して、無い無いにされるんだ…」
