第73章 キルアの冒険
ケイト「え?」
キルア「7、3って比率教えてたろ?←3628ページ参照
細かく言うと、
異端児編以降の原作世界は全部地獄落ち及び癌化してんだよ」
フィン「!!」瞠目
キルア「あいつの場合、準癌化してっから
地獄落ちさえしたら後は終わり、一気に癌化になっちまうんだよな。
周りのベル推しの奴等も込みで、さ。
盲目って奴さ…わかる?」
フィン「はっ!)…←思い当たる節がありその場面が次々に浮かんでくる
ああ……←嘆くように天を仰いで瞑目し
よく、わかるよ…←項垂れる
(今になって…事の異常さが、よくわかる」額を手で押さえる
ベルだから、ベルだから、ベルだから…
ああ…
彼の『人柄』がいいというだけで…
肝心の重要な箇所…
彼の抱く『認識』にも、『意識』にも、誰もが目もくれずにいた…←3626ページ参照
「彼の思い描く英雄像を貫く為」という勝手を、無理を力尽くで通したことで、
踏みにじられ、傷を負わされてきた人々が…ということか;
無理が通れば道理が引っ込む…
彼にとっての正義が、
また別の人の、それも無辜な人の生活を脅かした…?
そして仕方のない状況だったから許せと、繰り返さない重要さを無視した、と…?
癌になる条件を思い起こしながらそこまで思考を回した所で、キルアから言われた。
キルア「あ、何が癌化の要因に至ったか、細かい理由は後で説明するな?」
フィン「あ、ああ…
ケイトは?」
ケイト「……神の共有…魂を通して、何となくわかるでしょ?
滅神を通して見てみたら?
私は…始祖神を通して見た。その全てを…
だから…躍起になったんだ…
癌化してしまえば、全部消されちゃうから…←3070ページ参照
ここが…
沢田綱吉のいる世界と、別空間とは言え繋がれて、一つの世界になったその時から…
ただただ、必死だった…
自分(ベル)が(冒険者を)攻撃したことで、その(血を浴びた妹)家族に『傷』を与えたとして…
その『傷』を、心を、軽視することが、些事と捉えることこそが…大罪なのだと……
自らの意志で決めて行動に移したとして、
その『傷』を、増やす事態を軽視すること、繰り返さないようにしないことこそが…癌化の一端なのだと」真剣
キルア「まあ、誰も事の重大さをわかってくんなかったのはこの際置いといて」手でジェスチャー