第73章 キルアの冒険
これは僕の持論だが
人を、人として扱わず、考えなくなった時…「人は、人ではなくなる」のではないだろうか?
その持論に、ケイトは大いに賛成してくれた。
と、長くなって済まない。
キルアの方に戻そう。
おっせーよ!
済まない、ケイトのことを任された身としては
あーもう、いいから!
俺だって任されてる側だっつーの!
まあともかく…
早い話、相手の立場に立って、考えて、寄り添える人、
本質、真意を見よう、理解しようと出来る人で在れって話な。
アルカと俺でケイトのもとに着いた頃には、滅神は帰ってたけど…
ケイトは何か晴れ晴れとした顔でいた。
キルア「俺が悪い人だって言われたらやだろ?」
ケイト「うん」大きく頷く
キルア「頑張ってるのに報われないのもさ」
ケイト「やだ!」
キルア「それ…自分にも、やってやれよな?」
ケイト「…うん(微笑)
ありがとう^^」
キルア「…ふっ←微笑
おう!^^」にっこり
アルカ(早く結婚すればいいのに…)ジー←2人を真剣な顔で凝視中
そうして…元の世界に帰した後、本格的に修業が始まった。
基本は滅神の仕事に同行して、
世界を管轄する上で決して欠かせない役割を担っておりそれはその人にしか出来ないのだと理解した。
最終試験の今、単身赴任気分だから、ケイトと同じ魂に出会えて、本当に似ている人と出会えて本当に助かった。
うん、マジで癒されたから。
始祖神が宿ってるってわかった時には…
始祖神「あんまりにも待ち切れなくって…てへ!♪」
ケイト「てへじゃねえ!!
え!?全部自分の実力じゃなかった!!?
必死で鍛えたり創意工夫したり死に物狂いで今まで頑張ってきたのも何もかも私の実力じゃなかった!!?」
キルア「ただ宿って中から見てるだけだから、なーんの影響も与えられねえよ?
じゃなきゃ修業の意味がなくなっちまうし、学ぶにも何の意味もねえからってさ。
俺も宿ってるし」
ケイト「私は観察日記のアリかあい!!」天を見上げ叫ぶ
テロップ『ナイスツッコミ!』
フィン「あはははは^^;」
キルア「精々染まりにくくなるぐらいだって聞いたぜ?
まあお陰で意識も記憶も共有できんだからよかったじゃん。
宿ってる同士、仲良くさ♪
俺達、特に相性いいらしいぜ」キラン&頬杖にやり
なーんてことがあった…