第72章 真相
『分かりやすく状況を伝える為、公開済みの3582ページを一部編集しました。
申し訳ありません!』土下座
ちなみに言っておくが、
実際は、例の他国の医師の言うことは全て嘘で、わざと人を洗脳させて恐がらせていた。
悪いものは全部取るという方針なのだろう。それで「健康な」声帯も喉も顎も舌も奪われればたまったものではないのだが…
正しい診断名は、アフタ性口内炎による潰瘍、潰瘍に伴うリンパと喉への感染、膿瘍と蜂窩織炎だった。
触診で流れた為、流れるとしても一部のみに留まる癌では決してない、とのこと。
旅先で急に舌から血が出て止まらなくなり、即座に帰れない為已む無く近場の病院へ駆け込んだという…
それにより、市民カードの緊急帰還及び瞬間移動機能を作ったのが事の顛末だ。←3567ページ参照
「気にしない、見守っているよ、お疲れ様」と、神様主護霊様ご先祖様精霊様お地蔵様から直々かつ頻りに言われたらしい。
不安に思う必要はない、気にしない、巻き込まれないこと、とも。
今も、ケイトは凄まじい程のエネルギーを送ってこられている。
本当に…嫌になる程勝手な連中ばかりだ。
言っても仕方ないのだが、とても言わずにはいられなかった(嘆息)
あんなのが偉い偉いと持て囃され、
分かれ分かれと言えば伝わって、汲まれて当然と思う。
その偉い己は決して、その相手の心に寄り添わないのに、汲まないのに…
世も末だ。
外の世界、科学文明が発達した大陸は頑なに神を信じない。
魔法文明が発達した大陸には降臨しており、恩恵も刻めるのだが、
科学文明の大陸の者からすれば、目にも見えないし聞こえないし触れない。
便利になり過ぎて欲深になり、人との距離が開き、それ程に心が穢れ貧しいのが起因だともされている。
つまり、神による恩恵を刻めない。冒険者にはなれない。
だが、それにも例外があり、
科学文明の大陸の者であっても、魔力集中での強化を極めることによって補える、という事例が発生した。←3051~3060ページ参照
その前例により、その考えが撤回されたとも言える。
そして呼び名が分かたれた。
迷宮に潜る冒険者でも、
冒険者(魔法やスキルを使える者)と、
魔闘士(魔法もスキルも使えない者)と。
更には個々の役割に応じて、細かく細分化されてゆく。