第71章 改革
ケイト「やったら、ヴァリアーは14歳の娘一人を囲んでやったといった外聞に晒されるだけだ。
ボスが倒せなかった娘は、囲まなきゃ倒しも殺せもしなかったと…」
『!』
ケイト「それは本意ではないだろう?
それに、ザンザスの許しもなく、好き勝手やっていい、なんて組織ではないだろうから^^」にっこり
『!!(黒い…』たらたら
ケイト「ちゃんとヴァリアーという組織を理解して、信頼してこそだよ。
勢い付け過ぎて危うく地中海に突っ込みかけたが;」
スクアーロ「ヴぉおい!ザンザスが許可を出したら?」
ケイト「それこそ例の外聞に晒される。
知りもしない輩に好き勝手言われるのは常だ、だが要因を自分で増やすのは悪手だろ?
組織までもが、えもしれない噂に振り回され兼ねない。
お互い、そういうのは避けたいはずだ」真剣
『……;
(やり手が過ぎる!!』
ケイト「今頃、日本じゃ手紙を読んで騒いでいる頃だろう」
その頃の日本↓
獄寺「10代目ええええ!!!;」真っ青
ザンザス「目的は何だ?」
ケイト「今あるボンゴレの在り方…
対マフィア自警団を、本来の自警団へ戻す。
対マフィア部分はそのままに、それ以外専門のを付け加える形で補うつもりだ」
真剣な表情で机の上で手を組んで堂々と呟くそれに、威厳を感じた。
ケイトの前世、国王であり自警団を立ち上げた手腕、ボンゴレ初代…
それが重なったという……
スクアーロ(豪胆さ
威厳
ボスに必要なものを兼ね備えていやがる!(ごくり)
ブラッドオブボンゴレ、超直感、それらは全てまやかし。
本当の名は…ブラッドオブゴッド、超感覚!
全てを超越した、神と錯覚するほどの、類希なる感覚!!
誰よりも王であり…ボスだ!!
全てを味方につけ、一丸となっていた。
部下は皆、初代を死に物狂いで守り、初代もまた部下の全てを一人として欠かさず、欠かすことなく、死に物狂いで守ったという…
一国の王でありながら自警団を作り上げた…)
『(伝説の、再来だ――!!)』
ケイト「?」眉顰め←凝視されてる意味がわからない
そうして、ザンザスを「10代目補佐」とした。
それから組織は変わった。
多数も少数もない、皆の意思が一人も欠かさず汲まれた組織へ…←2930ページ参照
そして実しやかに囁かれた…
『天然キラー』、と――