第61章 新たなる発展
『自分と向き合わなくてはならない。
漠然と自分を大事にするだけでは、意味が無い。
感情も、心も、何に重きを置くかも…きちんと自己理解を深めた上で、大事にしなければ意味が無い。
その上で、好きな所も…好きでない所も…それらと向き合い、付き合い、抱えながら…乗り越えていく。
それが人生であり…生きていくに当たって欠かせない、避けられない…必要なことなんだ』
フィンから教えられた想い(2483ページ参照)を噛み締めながら、私は呟いた。
ケイト「悪い所からはこれ以上は頑張れないってなって逃げちゃう時があるんだよね;
空回りしてるとこも多いし…
できる限り頑張ってはいるんだけど…それの抜け漏れだから;」
ティオナ「大丈夫。
私はちゃんとわかってるから!^^」
ケイト「ありがとう^^;
障害起因のものだって多くあるし…
(ぶんぶん!)←首を横に振る
いや、でもできる限りの努力はしよう!(ぐっ!)←意を決して拳を握り締める
しないよりはしよう!
でもどうすれば…
自分と向き合って、大事にする時間をつくって、精神に余裕を?」
リュー「そうですね…
まずは気負わないこと。
人は自分が思ってるほど思ってはいませんから」
アスフィ「深呼吸して落ち着いて平常心」
ティオナ「あれこれ考えてくれるのは嬉しいんだけど…
やっぱり声に出した方がいいと思うなあ。言われないとわからないし」
アスフィ「あれこれ気を揉んでくれるのは有り難いのですが空回りしていますね」
ぐさっ
ティオナ「そうそう!だから可愛いんだよね^^♪」
リュー「その気持ちも憤りもわかるので
安心してぶつけてきて下さい!!」
ケイト「ごめん…ぶつけたいこと全てぶつけ終えちゃった」汗&苦笑&後ろ頭かく
アスフィ「所で…ちゃんともう、理解できましたか?
彼の地獄落ちの理由についても…」
ケイト「うん…
やっと、わかったよ。
前世での父上、その仇とそっくりなんだ。所業と、それをした後の言動が…
まあそれは戦時中だから仕方ないとしても、反省も何もない時点で地獄落ちなんだけれども…
それとあと一つ…今世の父親…
それも生みの…DVや性虐待を平気で振るう方のとも、同じだったんだ」
3人『???』
ケイト「正確には…ちゃんと見ない所。
そして…力で解決した後の言動」