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審神者になった華

第1章 本編00~19


「桶でそのままかけたら水が多くなる、種のうちは適度に手ですくって撒くんだ」
「たねうえおわりましたー」
「チビ共ありがとな、後は水を撒いてもらえ」
「うん」

桶を再び青江に渡した小十郎は周囲の畑の様子を見る
さすがお野菜名人・・・真剣そのものです。

「小十郎さん」
「どうした?市」
「この残りの半分の畑に、馬糞堆肥まぜる?」
「ああ、違いを知ってもらいたいからな。取っといてあるか?」
「勿論」

残りの面積の土を耕してた長谷部、太郎さん、光忠、倶利伽羅、石切丸が戻ってきた

「主、小十郎様、残りの部分は?」
「前から作ってた、馬糞堆肥を混ぜながら、畝を作って?」
「ああ、肥料の有る無いを比べるんだね」
「光忠正解」
「時間も遅くなってきたから急げ」
「わかりました」

流石、大太刀と太刀(長谷部は打刀だけど)体力凄くあるのかささっと作ってしまいました。
大分コツ掴んできたかな?

「五虎退、今剣、小夜、またお願いね」
「うん、分かった」
「さいごですー」
「頑張ります」

短刀達に種を渡して、まんばくん、鳴狐、青江にまた水を汲んで来てもらう

種植えは十分かな、日も傾いてきたし

「芽が出てからは市の指導のが良いな」
「ん、分かった」

水を撒き終わったら皆お風呂に入って土を落として来てねと言って、お夕飯の支度をする為に小十郎と厨に向かおうとしたら。
ん?馬の駆ける音?

「あ、政宗」
「政宗様!どこまで行っておられたのですか!成実てめえもだ!」
「ごめんってば、梵に追いついたら何か骨の化け者と対峙しててさ」
「Sorry小十郎、市!何かでかい刀拾ったぜ」

ちょ、こっちに投げないでよ!見た所大太刀だよ?どこまで行ってたのさ。
投げられた大太刀を闇の婆娑羅で受け止める。

「あぶない」
「受け止めれたんだから良いだろ?」
「政宗様!大太刀は投げる物ではありません!」
「梵ってば、市が怪我でもしたら黒羽と雹牙に絞められるよ?」
「Oh-.sorry」

政宗もまざって厨に3人で向かって料理をしてたら
着替えを済ませた光忠と大倶利伽羅が入ってきた

「俺達も手伝おう」
「主、政宗公とも色々お話したいんだけどいい?」

おや、随分政宗に懐いたね君達、元主と同じ存在って親近感でも湧くのかな。
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