第1章 前編 時の彼女と死の外科医
その後ナミ達が捕まえたジョーラを人質にして、2人は鉄の橋に戻った。
程なくしてこちらへ向かってくるドフラミンゴ。
ローはユーリに離れてるように伝えると、鬼哭を構えた。
ユーリもこれからどうするか考えてなかったので、とりあえず2人の戦いを見守ることにした。
ドフラミンゴは一瞬ユーリを気に掛けたが、すぐに始まったローとの戦闘にその考えは消えた。
激しくぶつかり合う2人に、ユーリは息を飲んで見守っていた。
できればここで、ローがドフラミンゴを討ち取ってくれればいいのだが、現実はそう甘くはなさそうだ。
原作と同じく、ドフラミンゴに押され気味のローは傷だらけだった。
このままいけばコロシアムの前でローが撃たれそうだと考えてると、ドフラミンゴの標的がユーリに変わった。
何を思ったのか、ローにとってユーリは重要な人物だと考えたようだ。
確かにドフラミンゴと戦う中、自分が傷ついてでもユーリの場所から遠ざけようとしてるローを見れば、気づかないほうがおかしい。