第1章 前編 時の彼女と死の外科医
ローの問いかけにユーリは迷うように瞳を揺らしたが、答えが聞けることはなかった。
そんなユーリにローは舌打ちすると、一際大きく敏感になっている蜜壺を抉りユーリを激しく鳴かせた。
身体の揺れにベットが軋み、肌のぶつかりあう音が大きく響く。
ユーリの収縮する壁にローはまだ終わらせまいと息を詰めて耐え、目の前においしそうに色づく赤い先端に噛みつくように口に含んだ。
「はっ…あっ!」
ユーリは背をしならせその刺激に耐えた。
逆にローに胸を押し付けるような動きにユーリは一瞬身を引こうとしたが、もう何もかもぐちゃぐちゃでどうすればいいか分からなかった。
ローはそんなユーリに煽られるように再び腰の動きを再開すると、容赦なく中を抉った。
今はただ、彼女を感じたかった。