第1章 前編 時の彼女と死の外科医
「…あれ?」
どうせROOMを張られてると思っていたユーリは、あっさりと船内から外にワープできたことに一瞬頭が追い付かなかった。
しかしすぐ正気に戻ると、船の先端にいるルフィ達のもとへ避難する。
しかし、一歩足を踏み出した時、強い力で肩を掴まれた。
「ほんと学習しねぇな」
「…いっ!…た」
肩を掴まれた次の瞬間、数時間前に犯された倉庫の中に移動し、地面に引き倒された。
そしてROOMを張られたことによって能力が解けて、いつもの激痛がユーリを襲い動けなくなった。
「優しくして欲しいなら能力使うなって言ったよな?酷くされてぇのか?」
「…いえ、今すぐ解放されて自由になりたいです」
ユーリは顔を強張らせていたが、前回に比べて余裕のある表情に見えた。
それがローは気に食わなかった。
「そうか、分かった」
ローはもう話すことはないばかりと、荒々しくユーリの服を脱がせるとその白い身体に手を這わせた。
「分かったって何が!?解放する気0ですよね!てかなんでこんなことするの!?」
ユーリはローの手を掴み動きを止めるとジタバタを暴れた。
それを片手でなんなく抑え込むと、少し赤くなっている秘部に手を這わせた。