第7章 春はもうすぐそこに
優実姫視点
さっきは夢を見ていた赤い橋を見た気がするが途絶えたそれどこか人の温もりがする、それにいい匂いがするし何だろう目が覚めるような気がするさっきまで重たかったまぶたが開く明るいし、いつもより視線が高いし階段の下におじいちゃんがいてこちらを見ている。
左隣に月型のかぶとに全身青で六層どうやら独眼竜伊達政宗らしいすると伊達政宗が口を開いた。
伊達「そんなに真田幸村の背中は居心地そんなにいいか優実姫?」
えっ? 私はこの赤の鎧に見覚えがあるそして長い髪にも見覚えがある真田さん私の好きな人だ。
優実「あの真田さん降ろしてください」
幸村「目覚めたのか? しかし立てるのか?」
素直に降ろしてくれた私は真田さんを見上げて見つめるすると伊達政宗殿はおじいちゃんに向かってこう言って本能寺を去って行った。
伊達「北条氏政俺は政略結婚を辞退させてもらうぜ」
黄色い鎧を着ているのは葵御旗の模様があったから直ぐに徳川家康だと分かった、私と真田さんに頭を下げておじいちゃんの方に向かった。
徳川「某徳川家康今回の北条殿との話の、政略結婚は辞退させてもらう」
北条「なっ・・・なんじゃとー! 伊達のこそがれにも言われて徳川殿も? 理由はなんじゃ?」
徳川「甲斐の若虎に聞くといい」
徳川さんはその場を去って行った、すると右隣に居た頭が灰色上が紫下がオレンジ色で片目は紫色の眼帯をしていて武器は船とかで使う碇だ、誰だろう? 私と真田さんに話しかけてきた。
元親「俺は長曾我部元親西海の鬼とは俺のことだ、二人さん仲良く暮らしな」
そう言って去って行った私の隣にはいつの間にか慶次君が居た。