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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第34章 私立リアリン学園!13時間目~レイヴィス~




「ユーリがもらったんだから、ユーリが食べないとダメだよ」


「んー、ホント言って、突き返そうと思ってたんだよね。だから、気にしないで」


「ええっ、突き返す!?ユーリが?」


あまりにもそぐわない言葉に、驚いて声を上げてしまう。


「だって、好きでもない人からなんて迷惑でしかない。あ、でもかわいい女のコからなら喜んで受け取るけど」


「………」


自分の耳を疑いたくなるような言葉に、思わず絶句―――。

なんか………イメージと合ってないんだけど………?

ニッコリ笑顔で、誰からのプレゼントも分け隔てなく受け取るタイプだと思ってた。それに、今の言い方からすると、かわいい女のコからだったら嬉しいってことだよね?それって、裏を返せば、このチョコレートをくれたコは、かわいくなかったってこと!?

―――この無邪気な笑顔の下は、案外、冷酷な一面を持ち合わせているんだね?

見てはいけないものを見てしまった………そんな感覚に陥った。



「どっちにしても、気持ちのこもってる物を私がもらうわけにはいかないよ」


「じゃあ、捨てちゃおかな」


「え!?それは、もったいないよ!」


捨てるって………そこまで邪険にする!?一体、誰からもらったのよ?相当嫌いな相手ってこと?

思いきって聞いてみようか………でも、毒を吐くユーリなんて見たくないとも思ったりする。







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