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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第34章 私立リアリン学園!13時間目~レイヴィス~




ホールにたどり着くと、昨日は見落としていたけれど、扉の横に、第一音楽堂と書かれた小さなプレートがついていた。

第一ってことは、第二、第三もあるのかな?いや、あるだろうな。この学園の規模は計り知れないからね。

ゆっくりと扉を開けていく。

と、予想に反して、そこはガランとしていて、誰の姿もなかった。

あれえ?

今日も練習あるんだよね?

―――今朝のレイヴィスを思い出す。

『今日、補習出られない。明日からは、ちゃんと受けるから』

そう言ったのだ。休む理由は言ってなかったね。つまり、私が勝手に解釈しただけだったのか。

じゃあ、オーケストラとは別の用件があるってことなのかな………。



ためらいながら、まっすぐに歩き出す。



カツン、カツン。



静かなホールに、靴音だけが聞こえる。

ステージのすぐ前で立ち止まり、端の階段を登っていく。

その奥を覗いてみるけれど、やはり誰もいない。

練習自体が休みなのかな?

その考えに思い至って、大きなため息をつく。せっかく来たのになあ。







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