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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第33章 私立リアリン学園!~アルバート~ 情熱編




「きゃっ」


バランスが崩れ、慌てて戻そうとするけれど、そんな努力も虚しく、目の前のアルバートに覆いかぶさる形で、倒れ込んでしまった………。



ドサリッ。



私を受け止めようと両手を広げていたアルバートを巻き込みながら、ベッドに沈む。



「支えられずにすみません。正座していたせいで、その………」


頭の上から声がする。

アルバートの吐息がかかり、その度に髪が揺れるのを感じる。

硬くて広いアルバートの胸。ドキドキと速すぎる鼓動が、どちらのものか区別がつかない―――。



「わ、私こそゴメン。大丈夫?」


起きあがろうと顔を上げると、すぐそこにある瞳と視線が絡み合う。


と。

不意に。

唇に触れる吐息。そして、温かいぬくもり―――。



「え、え、わ………っ!」


突然のことに我を忘れて、慌てて飛び起き、唇に手をあてる。



えっと。今のって………キス?されたよね?



何がなんだかわからない。それ以上動けなくて、呆然とその場に座ったままになる。

メガネを直しながらアルバートも起き上がる。







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