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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第33章 私立リアリン学園!~アルバート~ 情熱編




「俺は、そんなひと時のあなたに想いを寄せていたんですね」


「そのようだね。私であって私でない。でも、確かに存在してる。リリカは、ここにいるんだよ」


忘れたくない、否定したくない。こうしてメイド服着てブリブリ笑顔しているリリカも、私自身なのだということを―――。



と、急に訪れる沈黙。

アルバートは、無言のままこちらをじっと見ているので、その視線に耐えかねる。

何か言わなきゃと気が急く一方だ。



「お帰りなさいませ、ご主人様♪」


なんて、ニッコリ笑って冗談まじりにポーズをとってみる。



「な………っ」


小首を傾げて覗き込むと、その顔は、みるみる真っ赤になっていった―――。



「あのぉ、そんなに反応されると、逆にこっちが照れるんだけど?」


「お構いなく。つ、続けてください」


「え?続ける、の?」


「ええ。その………せっかくですので、もう少しだけ」


「う~んとね、じゃあ、今日は特別にご奉仕しちゃいまっす。ラブ注入しちゃうよ♪」


ラブラブキュンッと両手の指でハートを作り左右で振って、アルバートの正面に差し出そうとして―――。







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