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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第32章 私立リアリン学園!12時間目~アルバート~




食事を終えて食器を片付けていると、入口付近にレオ、アラン、ユーリがいるのが見える。それに、三人の前に立ち塞がるようにアルバートが立っている。

アルバートの腕には腕章がついていて………風紀委員?

あ、その後に『長』がついてる。

風紀委員長なんだあ。



「レオ=クロフォード、ネクタイが緩んでいるぞ。服装の乱れは心の乱れ。気を引き締めろ」

「あ~、これはさ、これくらいのラフさがカッコイイんだよね」

「な………っ、そんなだらしのないネクタイを見て誰がカッコイイと思うんだ?理解しがたい」


余裕でウィンクをするレオに、メガネを人差し指と中指でクッと押し上げながら、深いため息をついているアルバート。



「昼休みまで風紀取締りか。お前、ほんと真面目だな」

「これが俺の仕事だ。皮肉に聞こえなくもないが………しかし、アラン=クロフォード、その言葉は褒め言葉として受け取っておこう」

「それはどーも」


苦笑するアランから今度はユーリに視線が移り………。



「ユーリ、貴様の笑顔は校則違反に値する」

「え~?それって褒めてる?」

「………なっ、なぜお前は、そうなんでも自分に都合よく解釈できるんだ?どうしようもない楽観主義だな」

「アルと違ってポジティブだからね」


屈託ない笑顔のユーリと、苦々しい表情のアルバート。







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