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【イケメン王宮・イケヴァン】りありん劇場♥R18

第29章 私立リアリン学園!11時間目~イケヴァン・アーサー~




職員室に戻ると、数人の先生達の中に黒崎もいる。鍵係になってから、職員室にいる率が高いんだよね。

というか、専科の先生達も準備室にいられないから、職員室で過ごさざるを得ない。必然的に、ここの人口密度は高くなるよね。

チラリと黒崎を見やる。

ノートパソコンを広げてキーボードを叩いている。



ん………?

何、あれ。

黒崎の手元を凝視してしまう。

人差し指一本で、ポツポツとキーを押してるよっ!

今どき、タイピングもできないんだ?あんな人、初めて見たよ。

懸命になって、何をやってるんだろう?

あっ、もしかして!あのパソコンの中に不正の証拠が入ってるかも!?

でも、ちょっと可能性薄いかな。

だって、どう見ても使いこなしてる感じじゃないもんね。

あの様子じゃ、手帳に書くタイプかな。

でも、メールが来てるかも?

そういえば、アーサーが、リアリン学園長の不正は、規模が大きいから、一人の独断で、できることじゃないって言ってたっけ。

違う所に仲間がいるのかも。そのやり取りにメールを使っているのかもしれない。

今まさに、そのやり取りをしているのかも!?

なんて、都合のいい解釈しても始まらない。

普通に考えると、大抵の用は、スマホで済ますよね?

パソコン、手帳、スマホ。

………どれを取っても調べようがないよ!

私ができるコトといったら、せいぜい机の中をガサゴソやるくらい。







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