第33章 波乱の幕開け?
瑠李side
夢を見た
凄く懐かしい夢だった
まだいっちゃんが隣りに住んでて
パパもママもいて
いっちゃんが突然お引っ越しすることになって
泣いて我儘言った気がするw
あの頃の気持は今はもうなくなった
今の私には
ハルさんが一番大好きだからw
いつもどおりの朝を迎えて学校に向かった
まだ微妙にどうしていいかわからない私は
ハルさんを避けるように学校に向かった
学祭の準備中に綾ちゃんに昨日の出来事を話した
「ふ~ん。大変だったのね。」
「私が悪いから仕方無いと思ってる・・・。」
「陽斗さんって、激しいのかしらw」
「え?激しいって何が?」
「わかんないならいいわw」
綾ちゃんは何か考えている様子だったけど
よくわからなかったw
準備で遅くなった放課後
時計は9時を指していた
「そろそろ切り上げて帰れよ~。夜道は気をつけろよ。」
と、担任が声を掛けてきた
私たちは早々に学校を出て自宅に向かった
校門の前ではいつもの通り綾ちゃんの彼氏がお迎えに来ていた
私は校門の前で綾ちゃんと別れて歩きかけた時だった
「おかえり、るぅ。」
聞き覚えのある声にその声の方を見ると
ハルさんが立っていた
「は・・・ハルさん!?何でここにいるの!?」
そう聞くとハルさんは私の前まで歩いてきて言った
「仕事が落ち着いたから、可愛いお姫様をお迎えにねw」
「ハルさん/////」
「晩御飯食べて帰ろうか。」
そう言って私の手を握って歩き始めた
私の手はハルさんの温もりで心まで満たされた
帰り道を少し遠回りしてファミレスに寄った
食べたいものを注文して私はハルさんに話し始めた
「もう怒ってないの?」
「何を?」
「昨日私が言ったこと・・・。」
「反省したから昨日謝ってあんなに泣いたんだろ?」
「・・・・うん。」
「るぅが反省してなかったらまだ許せないけどちゃんと謝ったから、もう怒ってないよwでもここはるぅの奢りなw」
と言ったハルさんに
「ええ~~!!酷くないそれ!?」
「冗談だよw」
「んもうwハルさん酷いよw」
そんな冗談を交えながら食事を楽しんだのだった