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I cannot part with you

第32章 彼と彼女の距離


「陽斗の事が聞きたいなら私か主人に聞いてくれたら大抵の事は応えられるわよ?w」


そう言ったのは雅人さんのお母様の由絵さんでしたw


「瑠李、この方知り合い?」


「雅人さんのお母様w」


「なるほどw」


「陽斗の何が知りたいの?w」


「えっと・・・・・・。」


「あ、そうだわw瑠李ちゃん今度主人と3人でお出かけしましょうwその時にたくさん教えてあげるわw」


「あ、はいw」


思わずノリで返事しちゃいましたw


「じゃあ約束ね♪指切りげんまん嘘ついたら針千本の~ます♪」


強制的に指切りをさせられてお母様は帰って行かれましたw


「あんたの周りは溺愛するタイプが多いみたいねw」


「え?そうかな?w」


ハルさんが帰ってくるのが遅い事を考慮して


9時頃を目処に晩ごはんの支度を整えた


丁度その頃にハルさんから帰るメールが届いた


「さっすが私♪タイミングバッチリだ♪」


ピンポンとインターホンの音とともにハルさんが帰宅された


「ただいま。」


「おかえりなさぁい♪ご飯できてるけど、先にお風呂入るでしょ?」


「あぁ、そうだな。」


こんないつものやり取りも私にとっては幸せだった


陽斗side


学校が始まり俺が居ない時間のるぅの事が心配だったが


SPの方のおかげでどうやら何事もなく過ごせている様で安心した


早川さんにも確認したが本当に一切手を引いた様子だった


あんなに手の込んだ事をしていたのにも関わらず


こんなにあっさり引くなんておかし過ぎる


何事もなければいいのだが


様子を見るしか無いな


風呂から上がった俺はるぅと一緒に晩御飯を食べて


寝る体制に入った


ふと俺を見ているるぅに声を掛けた


「どうかしたのか?」


「ハルさん、何か考え事?今日ずっと難しい顔してるよ?」


無意識に顔に出していた事を突かれて俺は驚いた


「大した事じゃないんだ。心配してくれたのか?」


「だっていつも私の事心配してくれるから。ハルさんが元気ないのは気になるよ。」


俺は彼女の頭を撫でながら答えた


「ありがとう。何かあったら一番にるぅに言うから、今は気にしなくいていいぞw」


「わかった。」


そう言って彼女は目を瞑った




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