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【戦ブラR18短編集】月が綺麗ですね。

第3章 秘密【上杉謙信】


果てた後も私達は抱き合ったままだった。

「…絶対に離したくない。」
「…私もですよ、謙信さん。」
「この時が止まればいいのにな…。」

寂しい笑顔で笑う謙信さん。

「…止まっていたら、前に進む事なんて出来ませんよ。」

そう。止まっている暇はない。時は残酷にも1日1日流れていく。
いつかは元の世界に戻る時が来るんだろうけど、今はそんな事どうでもいい。

この余韻に浸りたい。

私は静かに微笑むと頬に口付けをした。

「…今日のあの本の事は家臣にも内密にしといてくれ。」

彼は照れながらも苦笑し、私はクスリと笑って頷いた。

そして彼は美しい笑顔で私と深い口付けを交わしたのであった。

〜Fin〜
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