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《おそ松さん》クズでニートな君が好き(R18)

第29章 キミとおうちで〇〇〇デート【おそ松/デート松】


しばらく廊下で待ってると、おそ松くんが「あーさっぱり」と言いながら、ドアを開ける。

「「あ……」」
目が合って同時に声が出た。

「あー……えっと、シャワー貸してくれてあんがと!」

「うん……」

バスローブ姿のおそ松くん。いつもと違う姿にちょっとドキッとしてしまう。

そして、またバスローブのポケットが不自然に膨らんでいる。

「喉乾いたな〜部屋に戻ろうぜ!」

ゴムの件は、触れる気ないみたい。


私たちは廊下を歩き始めた。

「ねぇねぇ、おそ松くん、低めの声で『泣かないで〜』って歌ってみて」

「やだよ! なんで!?」

「カラ松くんっぽくなるかな〜と思って。高校のとき、体育のプールのあとでカラ松くんがバスローブ着てよく歌ってたから」

「マジで? 体育にバスローブ持参!? カラ松、そんなことしてたの!? 怖ぇー! てか、カラ松ぽく見えるなんて嫌なんだけど! もう脱いでいい!?」

おそ松くんがバスローブの紐に手をかける。私は慌てて止めた。

「だめだめ、ちゃんと着てて! カラ……おそ松くん!」

「お前、わざと言ってんだろ……」

だって、おそ松くんの反応がおもしろいんだもん。


冷房の効いた部屋に戻ると、二人でのんびり冷たいお茶を飲む。

「おそ松くん、じゃあ、そろそろ……」
一息ついたところで、私は立ち上がった。

「そろそろ!?」
おそ松くんが飛び上がる。

「うん」

「え、ええっと、マジで!? まだ、俺、心の準備が……ちょ、ちょっと待って、えーっと……」
ガチガチに緊張する彼。

「うん、おそ松くんはどれ見たい?」

「どれ見たい!? どれって……え……見せてくれるなら全部……」


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