第17章 近過ぎたキミ②（及川徹）⚠兄✕妹R18⚠

まさかのイケメンの
代表みたいなヤツ

その及川が

「あー！もう！可愛過ぎる！
その顔、無防備に見せちゃダメ！」

溺愛かよ！

『はぁい…』

この子も及川に
ベタ惚れかよー…

寄り添って手を繋いで
笑いながら帰って行く
二人の影

こりゃ、久々に
スンゲー手強いパターンだよな

ナニ？諦めねぇのかって？

なんも始まってねぇのに
諦められっか！

そんなにスマートな性格してねぇの
こう見えても熱血クンだよ

そこんとこシクヨロで！

おっさんとか言うなー…凹むから。

とは、言え。
女子高生にガンガン
アピールするのは中々に勇気が要る

下手すりゃ通報されっかも。

どうすっかなーって
悩みながら
いつもの溜まり場に向かう。

「オーッス、繋心だけ？」

「おー！嶋田！
たっつぁんは今日パスだってよ
デートだってよ！！」

「お前と二人かよ面倒くせえな」
　
「なんでだよ！」

なんでって。
繋心と二人で飲むと高確率で

「嶋田！あの女の子！
行くぞ！ほらほら！
声かけてこい！」

店に居合わせた
女の子を誘い込もうとする　　

「お前が行けよー
俺別に今、女とか良いー…」

俺の心には
あのカワイコチャンが…

「嶋田！お前！まさか！
出来たのか！抜け駆けか！」

繋心必死過ぎか！