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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第17章 近過ぎたキミ②(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠


「誰って聞いたよ?」
 
ほら、声怖いもん…

『あ…うん…あの…』

なんて説明したら良いの?

「言えない人?」

『そんなんじゃなくて!
説明が難しいっていうか…』

モゴモゴと口ごもっていると

「烏野商店街の人?」

『え!?』

なんで知ってるの?

目を見開いて徹を見上げると

「返したら?
オレ、お風呂行くから」

徹の眉毛が下がって
温もりが遠ざかって行く

『徹?!』

え?嫌!なんで?!
行かないで!

「言い難い関係なんでしょ?
オレが居たら返しにくいでしょ?」

違うくて!

返す事なんてないもん!

『なんで?
やだ…離れちゃ嫌だよ?』

だから、離れちゃわないで?

祈る様に徹の背中に声を投げるけど

「スグだよ〜?
お風呂で綺麗にしてから
食べちゃうぞ〜?」

徹は部屋を出ようとする

笑ってるけど
声は辛そうだ

それに何より!

『……じゃあ!私が
綺麗にしてあげる!
一緒にお風呂行く!』

徹を離したくない!

徹の背中に
タックルでもする様に
しがみついて

『お背中ながしましょうか!?
流します!離れたくないです!』

大声で叫ぶ

嫌だ!

せっかく見てもらえたのに
せっかく触れてもらえたのに

目をそらさないで!
私を見て!
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