第17章 近過ぎたキミ②(及川徹)⚠兄✕妹R18⚠
『私を煽ったの徹だもん!
た、高くつくよ!』
小悪魔ちゃん!ダメ!
多分すごい事になっちゃうから!
「ま、待って!姫凪…」
しかもパンツからとか
なんか恥ずかしいよ!
『待たない!』
ズルズルッと下ろされたパンツから
飛び出す
元気過ぎるトオルくんを見て
『……!!!』
動きが停止してる姫凪
「だから言ったのに…
怖がられたら色々困るんだから…
姫凪…大丈夫…?」
色々って何?とか
無粋な事聞かないでよ?
オレは多分
もう我慢出来ない
姫凪が嫌なら
もちろん止まるけど
きっとオレは
姫凪から自分が欲しい言葉を
引き出そうとしちゃう
だから、その時の為に、ね。
姫凪がオレを
受け入れるのを
怖がる要素は
植え付けたくなかったんだよ
とか言いつつ
裸でぺたりと床に座り込む
姫凪に
トオルくんは
下を向く気配なし
「先に洗っておいで?
少し落ち着かせてから行くから、ね?」
タオルで
姫凪の視界から
トオルくんを隠すと
『こ、怖くない…けど…?!全然!
なんか…生き物みたいね…とか
思ってただけだもん!
ゾウガメとか…』
姫凪がようやく
話し始める