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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第75章 HIDE AND SEEK(影山飛雄)


私は影山くんにとって
なんでもない存在のはずなのに…

頭をめぐる質問は
何一つ声にならないまんま
慌ただしく過ぎていく
部活の時間

「姫凪ちゃん
いつ終わるか分からないから
帰っても良いよ」

『いえ!大丈夫です!
片付けも手伝って帰りますから』

少しでも長く居たくて
進んで雑用を引き受ける

『あの、清水先輩…』

「潔子で良いよ?」

『あぁ、じゃあ潔子さん…?
あの…自主練っていつも…』

「うん、怒られるまで
ずっとやってるね
特に一年生の変人コンビは」

同じクラスの月島くんは
サッサと帰ったけど
あの二人は
ひたすらボールを追いかけて
周りの先輩方も
それに付き合っている

ドンドン暗くなる空
クラブ活動終了のチャイムが
大きく鳴り響く

「そろそろ終わりにしなさいよ
明日も学校あるんだからな」

澤村さんの声で
止まる二人は
まだ動き足りないといった顔をしつつも
渋々片付けを始めた 
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