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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第75章 HIDE AND SEEK(影山飛雄)


そう頭で処理しようと思っても
中々心がゴネて納得してくれない

何か言いかけた国見の声を
遮ってその場から離れる

影山くんに聞いてみよう。
もしかしたら金田一くんの
見間違いかも知れないじゃない。

今までウダウダ躊躇してたのが
ウソみたいに
私の足は影山くんが
歩いていった方へ向かう

確かいつもこの先で
休憩してる

体育館の裏手に
ソッと近付き
物陰から覗くと…

「ねぇ、飛雄~
何時に終わるの?
今日はデート出来るって言ったじゃん」

「だから家で待ってろって
言っただろ」

影山くんに
二組の女子が戯れついてるのが
目に入った

「早くイチャイチャしたいんだもん!
ねぇ、ココで…シタい…」

え、うそ…ココでって…
後退りするより早く
彼女は影山くんの膝に跨り

「飛雄…大好き」

頭を抱き締めた

「こら…止まらなくなる…」

「いーよ?」

「知らねぇからな」

慌てて身体を翻し
来た道を戻る
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