第74章 キミのトナリ オレのトナリ（及川徹）

藻掻く身体を
男の体重で抑えつけ
私の突起に
吸い付いたり
舐め回したり

それを見せつける様に
たまに私を上目遣いで
覗き見ては

「エッチな顔…」

クスリと色っぽい笑みを零す

そんな顔されたら…

「チャント出来るじゃん
力抜けてる…良い子だね
ユックリ動くから
そのまま俺を感じてな」

力なんか入らないよ…

もっともっと
気持ち良くして欲しい
徹にも気持ちよく
なって欲しい

そんな私の想いが伝わったのか

「姫凪のナカ…
キツくてアツくて
最高に気持ち良いよ」

声を耳に落とし
愛撫を繰り返しながら
腰をユックリ動かし始める

やっぱりまだ動かれると
痛みが走って
キュッと力が入るけど

「うん、上手に出来てる
ほら、キスしよう？
姫凪の好きな
とびきりエッチなヤツを……ね」

声とキスと
私を見つめる甘い瞳に融かされて

『ん…する…
いっぱいエッチなの…シタい…』

身体より心が
徹を求めて止まらない