第74章 キミのトナリ オレのトナリ(及川徹)
俺ってば
どんだけだよ。
周り見えなくなる程
キミの事しか考えられない
「嫌な想いさせてゴメン。
後で何でも応えるから
一緒にパーティー楽しもう?
付き合って初めての
クリスマスじゃん、ね?」
甘い声で姫凪の頭にキスを落とし
絡まったコードを解いて
「猛と飾り付けしてて
こっちは俺と岩ちゃんで
引き受けるからさ
終わったらスグ手伝うよ、ね?」
猛の隣へ送り出す
一度冷静になってから
姫凪の所へ戻ろう
うん、それが良い。
そしてもう一つ
「俺もあっち担当が良いんだけど?」
「うん、話が終わったら
行っていいよ
チョット話そう、岩ちゃん」
チャント言っとかないとイケナイ。
「あ?なんだよ?
姫凪とヤッたって話なら
さっき聞いたし
声も聞いたから
それ以上の説明は要らねえぞ」
「良いから!
勝手に納得されても困るんだよ!」
そう。
この想像イノシシ全開男には
チャント話しておかないと、ね。