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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第73章 ♑瞳を閉じても②(赤葦京治)完結


「ちょ、ボリューム壊れたんですか?!
近所迷惑…」

「赤葦くんが近くに来てくれたら
小声で話せるよ?」

慌てて振り返った俺に
スッと寄り添い

「私の名前はナナ
よろしくね?」

背伸びして小声で
俺の耳に囁く

「聞いてませんよ
覚える気もないですし
じゃあ、サヨウナラ」

距離を離して
去ろうとする俺に

「ねぇ!あの人は?
一緒じゃないの?仕事?」

今、一番振って欲しくない話題

「アナタに関係ない」

痛むキズに知らん振りを決め込んで
なるべく冷静に返すも

「関係あるよ
好きな人がそんな顔してるとか
放っとけないしさ。
ねぇ、なんでそんな顔してるの?」

退こうとしない声
だからってこの人に
悩み相談するなんて有り得ない

「元々こんな顔です、スイマセンね。
なんでもないですから」

わざとらしく笑って
また歩き出そうとする足が

「赤葦くんてさー
浮気はされた方が悪いとか
本気で思ってない?」

止められた。
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