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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第73章 ♑瞳を閉じても②(赤葦京治)完結


でも、全く知らない形じゃない
見た事のあるキーホルダーも
付いてる。

それは皮肉にも
修学旅行の時
後輩一同から渡した
土産物で
渡した相手の事を忘れるハズもない

「昨日は木兎さんの家に居たんですね…
鍵…持ってるなんて
知りませんでした」

『違…』

違うって
言ってくれないんですね…

しかも何かを思い出してる様な
その瞳の動き。

無意識な触る唇が
何を意味するのか
分からない程
幼かったら良かったのにな

「唇…怪我でもしましたか?」

『え?』

「さっきから
ずっと触ってる」

キスしたんだろうな
それだけ?
…まさか、ね。

木兎さんの気持ちは分かってる
キスをして
止まれるわけがない

「…久しぶりの木兎さんの身体は
そんなに良かったですか?
俺に嘘ついて
俺を忘れてしまうほど
溺れてたんですか?」

考えたくないけど

「…否定してくれないんですね
分かりました」

そういう事、なんですよね。
木兎さんとキスして
部屋にも帰らなくて
…一晩中…。
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