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夢幻回廊【弐】裏夢専用(ハイキュー・弱虫ペダル)

第73章 ♑瞳を閉じても②(赤葦京治)完結


「…どうも
今、大丈夫ですか?」

パチリとぶつかった視線
瞳はいつもと同じく綺麗で
俺の大好きな姫凪さんのものなのに

『チョット確認して来ます、ね』

ヤッパリどこか違和感がある
単純に俺が来た事に
戸惑ってるんじゃない気がする
俺の勘違いだと思いたい…けど

「…宜しくお願いします」

『…少々お待ち下さい』

きっと勘違いじゃないんだろうな
だって姫凪さんの瞳の奥は
暗く沈んでいるから

なにか隠してる
それもきっと今までみたいに
笑い話で終われない何かを

『シャンプーとセットだけなら
すぐ案内出来ます』

「そうですか、良かった。
チョット気分を変えたくて
無理言ってスイマセン」

『いいえ…
じゃあこちらに記入して貰って…』

受付票を俺に差し出す
赤く切れた指先が
震えてる

不安は俺の中で大きく膨れ上がって

「今日は時間ありますか?
話したいことがあるんです」

帰り際に切り出そうとしてた
話が口から溢れる。
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